KCL補正液1mEq/mLの用法・用量
電解質補液の補正用として、体内の水分、電解質の不足に応じて電解質補液に添加して点滴静脈内注射するか、腹膜透析液に添加して腹腔内投与する。
【用法及び用量に関連する注意】
- 1.高カリウム血症を起こすことがあるので、投与速度はカリウムイオンとして20mEq/hrを超えないこと。
- 2.本剤は電解質の補正用製剤であるため、必ず希釈して使用すること(カリウムイオン濃度として40mEq/L以下に必ず希釈し、十分に混和した後に投与すること)。
KCL補正液1mEq/mLの効能・効果
電解質補液の電解質補正。
KCL補正液1mEq/mLの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:急速投与:(頻度不明)高カリウム血症。
KCL補正液1mEq/mLの使用上の注意
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【高齢者】
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【適用上の注意】
- 1.全般的な注意:使用時には、感染に対する配慮をすること。
- 2.薬剤調製時の注意:
- 1)着色剤として含有するリボフラビンリン酸エステルナトリウムは光に対して不安定で、分解すると退色あるいは沈殿を起こすので、外観に変化が見られた場合は使用しないこと。
- 2)リボフラビンリン酸エステルナトリウムの着色が均一になるように十分に混合して使用すること。
- 3.薬剤投与時の注意:残液は使用しないこと。
【取扱い上の注意】
- 1.外箱開封後は遮光して保存すること。
- 2.次の場合には使用しないこと。・ 容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
【保管上の注意】
室温保存。