ソリューゲンG注(200mL 1袋)の組成・成分
200mL中
ブドウ糖:10.0g
塩化ナトリウム:1.2g
塩化カリウム:0.06g
塩化カルシウム水和物:0.04g
酢酸ナトリウム水和物:0.76g
ソリューゲンG注(200mL 1袋)の用法・用量
1回500~1000mLを点滴静注する。投与速度はブドウ糖として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
ソリューゲンG注(200mL 1袋)の効能・効果
循環血液量減少時及び組織間液減少時における細胞外液の補給・細胞外液の補正、代謝性アシドーシスの補正、エネルギー補給。
ソリューゲンG注(200mL 1袋)の副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
大量・急速投与:脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫(頻度不明)が現れることがある。
ソリューゲンG注(200mL 1袋)の使用上の注意
【慎重投与】
- 1.腎疾患に基づく腎不全のある患者[酸塩基平衡異常、電解質異常が起こることがある]。
- 2.心不全のある患者[体液量の過剰により心負荷を起こすことがある]。
- 3.高張性脱水症の患者[細胞内、組織間液が増加し、浮腫を起こすことがある]。
- 4.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[体液量が過剰となることがある]。
- 5.糖尿病の患者。
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量する等注意する。
【適用上の注意】
- 調製時:
- 1.本剤はカルシウムを含有するため、クエン酸加血液と混合すると凝血を起こす恐れがあるので注意する。
- 2.リン酸イオン及び炭酸イオンと沈殿を生じるので、リン酸を含む製剤又は炭酸を含む製剤と配合しない。
【取扱い上の注意】
- 1.通気針は不要。
- 2.連結管による連続投与は行わない(連続投与を行う場合には、Y型タイプのセットを使用する)。
- 3.内容液の漏出又は混濁などが認められた場合は使用しない。
- 4.オーバーシール(ゴム栓部の汚染防止のためのシール)が万一はがれているときは使用しない。
- 5.ゴム栓への針刺は、ゴム栓面に垂直に、ゆっくりと行う(斜めに刺すと、ゴム片(コア)が薬液中に混入したり、ポート部を傷つけて液漏れを起こす恐れがある)。
- 6.容器の目盛はおよその目安として使用する。
- 7.安定性試験:最終包装製品を用いた相対加速試験(40℃、相対湿度75%、3カ月)の結果、ソリューゲンG注は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。