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ボースデル内用液10 添付文書情報

ボースデル内用液10の用法用量

通常、成人には1袋250mL[塩化マンガン四水和物36mg(マンガンとして10mg)を含む]を経口投与する。

【用法及び用量に関連する注意】

  • 本剤は1.0T以上のMRI機器で使用することが望ましい(1.0T未満のMRI機器での使用経験がない)。

ボースデル内用液10の効能効果

磁気共鳴胆道膵管撮影における消化管陰性造影。

【効能又は効果に関連する注意】

本剤はT2強調画像で陰性造影効果を示し、なお、T1強調画像では陽性造影効果を示す。

ボースデル内用液10の副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 2.その他の副作用:
    • [1]過敏症:(頻度不明)発疹・蕁麻疹。
    • [2]消化器:(5%以上)軟便、(0.1~5%未満)下痢、腹痛、腹鳴、悪心、腹部膨満、胸やけ。
    • [3]精神神経系:(0.1~5%未満)眠気、頭痛。
    • [4]その他:(0.1~5%未満)尿蛋白陽性、尿糖陽性、(頻度不明)血清鉄低下、血清フェリチン減少。

ボースデル内用液10の使用上の注意

【禁忌】

  • 1.消化管穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、腹膜炎等の重篤な症状を引き起こすおそれがある]。
  • 2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

【妊婦】

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ウサギの100mg/kg/日以上の投与群で妊娠早期の全胚死亡・胎仔死亡が、ラットの200mg/kg/日以上の投与群で出生仔体重増加抑制が報告されている。

【授乳婦】

診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(実験(ラットのマンガン静注)で乳汁中への移行が報告されている)。

【小児等】

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

【高齢者】

一般に生理機能が低下している。

【相互作用】

  • 2.併用注意:テトラサイクリン系経口抗生物質(ミノサイクリン塩酸塩<服用>、ドキシサイクリン塩酸塩水和物<服用>)、ニューキノロン系経口抗菌剤(レボフロキサシン水和物<服用>、メシル酸ガレノキサシン水和物<服用>、シタフロキサシン水和物<服用>)、セフジニル<服用>[併用薬剤の作用が減弱するおそれがあるので、造影終了後3時間程度服用時間をあける等注意する(消化管内で難溶性のキレートを形成して併用薬剤の吸収を阻害することが考えられる)]。

【適用上の注意】

  • 1.薬剤投与時の注意:
    • 1)本剤は経口投与以外には使用しないこと。
    • 2)投与の際には、本剤容器(アルミラミネートフィルム製のパウチ)から紙コップなどの非金属容器に移すこと。
  • 2.薬剤投与後の注意:1回の検査にのみ使用し、飲み残した場合は液剤を廃棄すること。
  • 3.診断上の注意:通常、本剤服用後、造影効果は約20分後まで持続するが、胃内通過時間は個人によって大きく異なることがあるので注意すること。なお、追加投与による有効性は確立していない(使用経験がない)。

【保管上の注意】

室温保存。

ボースデル内用液10

ボースデル内用液10

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