トラマール注100の効能・効果
(癌、術後) の鎮痛
トラマール注100の使用制限等
1.重篤な呼吸抑制、アデノイド切除術後の18歳未満、扁桃摘除術後の18歳未満、頭部傷害がある場合などで意識混濁又はその恐れ・疑い、脳に病変がある場合などで意識混濁又はその恐れ・疑い、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、アルコールによる急性中毒、睡眠剤による急性中毒、鎮痛剤による急性中毒、オピオイド鎮痛剤による急性中毒、向精神薬による急性中毒、モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内、ナルメフェン塩酸塩水和物投与中、ナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内、治療により十分な管理がされていないてんかん、18歳未満の重篤な肺疾患、18歳未満の肥満、18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群、重篤な肺疾患を有する小児、肥満を有する小児、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を有する小児
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.腎機能障害、肝機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
3.痙攣発作を起こし易い体質、痙攣発作の既往、てんかん<治療により十分な管理がされていないてんかんを除く>、薬物依存傾向、薬物乱用、呼吸抑制<重篤な呼吸抑制を除く>、類薬で過敏症の既往歴、ショック状態、遺伝的にCYP2D6の活性が過剰
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
トラマール注100の副作用等
1.アナフィラキシー、呼吸困難、気管支痙攣、喘鳴、血管神経性浮腫、呼吸抑制、痙攣、耐性、精神的依存、身体的依存、激越、不安、神経過敏、不眠症、運動過多、振戦、胃腸症状、パニック発作、幻覚、錯感覚、耳鳴、退薬症候、意識消失
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.ショック
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
3.悪心
- 記載場所
-
その他の副作用
4.呼吸困難、口腔咽頭痛、咽喉乾燥、口腔咽頭不快感、発声障害、血圧上昇、ほてり、起立性低血圧、頻脈、徐脈、高血圧、好中球増加、好酸球増加、好酸球減少、リンパ球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、赤血球減少、白血球増加、血小板減少、譫妄、幻覚、振戦、体位性めまい、いらいら感、錯感覚、不随意性筋収縮、協調運動異常、失神、錯乱、悪夢、気分変動、活動低下、活動亢進、行動障害、知覚障害、言語障害、不眠症、感覚鈍麻、味覚異常、記憶障害、健忘、ジスキネジー、眼振、回転性めまい、うつ病、落ち着きのなさ、無感情、不快気分、食欲不振、便秘、下痢、胃不快感、上腹部痛、口内乾燥、食欲減退、口内炎、消化不良、腹痛、胃炎、口唇炎、胃食道逆流性疾患、口の錯感覚、おくび、イレウス、AST増加、ALT増加、Al-P増加、LDH増加、肝機能異常、ビリルビン増加、皮膚そう痒症、発疹、湿疹、全身性そう痒症、薬疹、寝汗、尿糖陽性、尿蛋白陽性、尿潜血陽性、クレアチニン増加、BUN増加、尿閉、頻尿、夜間頻尿、尿量減少、膀胱炎、代謝異常、尿酸増加、トリグリセリド増加、浮遊感、倦怠感、無力症、CK増加、霧視、散瞳、脱水、視力障害、背部痛、関節痛、四肢痛、筋骨格硬直、浮腫、末梢性浮腫、疼痛、胸部不快感、転倒、視調節障害、心電図QT延長、体重減少
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
5.心悸亢進、冷汗、血圧低下、顔面蒼白、胸内苦悶、傾眠、睡眠障害、頭痛、頭重感、興奮、虚脱感、鎮静、疲労感、浮動性めまい、ふらつき感、不快感、嘔吐、多汗症、口渇、刺激、熱感、悪寒
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
6.不整脈、耳鳴、不安感、両手のしびれ感、腹部膨満感、腹鳴、蕁麻疹、排尿困難、発熱、冷感
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
0.1%未満
7.重篤な呼吸抑制、薬物依存、悪心、嘔吐、便秘、退薬症候、器官形成に影響、骨化に影響、出生仔生存に影響、死亡、中毒、縮瞳、心血管虚脱、昏睡、意識障害、痙攣、呼吸停止、呼吸抑制、急性中毒、耐性
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
トラマール注100の相互作用
1.薬剤名等 : モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内
- 発現事象
-
-
- 理由・原因
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-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : ナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内
- 発現事象
-
-
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
3.薬剤名等 : モノアミン酸化酵素阻害剤
- 発現事象
-
錯乱、発汗、激越、下痢、発熱、運動失調、セロトニン症候群、ミオクローヌス、反射異常亢進、中枢神経系の重篤な副作用<攻撃的行動・固縮・痙攣・昏睡・頭痛>、呼吸器系の重篤な副作用<呼吸抑制>、心血管系の重篤な副作用<低血圧・高血圧>
- 理由・原因
-
相加的に作用が増強、中枢神経のセロトニンが蓄積
- 投与条件
-
モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内
- 指示
-
禁止
4.薬剤名等 : ナルメフェン塩酸塩水和物
- 発現事象
-
本剤の鎮痛作用を減弱、離脱症状、呼吸抑制等の中枢神経抑制症状
- 理由・原因
-
ナルメフェンのμオピオイド受容体拮抗作用により、本剤に対して競合的に阻害
- 投与条件
-
ナルメフェンを投与中又は投与中止後1週間以内
- 指示
-
禁止
5.薬剤名等 : オピオイド鎮痛剤
- 発現事象
-
痙攣閾値の低下、呼吸抑制の増強
- 理由・原因
-
本剤と相加的に作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : 中枢神経抑制剤
- 発現事象
-
痙攣閾値の低下、呼吸抑制の増強
- 理由・原因
-
本剤と相加的に作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : 三環系抗うつ剤
- 発現事象
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錯乱、発汗、激越、下痢、発熱、運動失調、セロトニン症候群、ミオクローヌス、反射異常亢進、痙攣発作の危険性を増大
- 理由・原因
-
相加的に作用が増強、中枢神経のセロトニンが蓄積
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : セロトニン作用薬
- 発現事象
-
錯乱、発汗、激越、下痢、発熱、運動失調、セロトニン症候群、ミオクローヌス、反射異常亢進、痙攣発作の危険性を増大
- 理由・原因
-
相加的に作用が増強、中枢神経のセロトニンが蓄積
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : リネゾリド
- 発現事象
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錯乱、発汗、激越、下痢、発熱、運動失調、セロトニン症候群、ミオクローヌス、反射異常亢進、痙攣発作の危険性を増大
- 理由・原因
-
中枢神経のセロトニンが蓄積、リネゾリドの非選択的、可逆的モノアミン酸化酵素阻害作用により、相加的に作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : メチルチオニニウム塩化物水和物
- 発現事象
-
錯乱、発汗、激越、下痢、発熱、運動失調、セロトニン症候群、ミオクローヌス、反射異常亢進
- 理由・原因
-
メチルチオニニウム塩化物水和物のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : アルコール
- 発現事象
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呼吸抑制
- 理由・原因
-
本剤と相加的に作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : カルバマゼピン
- 発現事象
-
本剤の鎮痛効果を下げ作用時間を短縮
- 理由・原因
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本剤の代謝酵素が誘導
- 投与条件
-
同時あるいは前投与
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : キニジン
- 発現事象
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相互に作用が増強
- 理由・原因
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-
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : ジゴキシン
- 発現事象
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中毒
- 理由・原因
-
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- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : クマリン系抗凝血剤
- 発現事象
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出血を伴うプロトロンビン時間の延長・斑状出血等の抗凝血作用への影響
- 理由・原因
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-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : オンダンセトロン塩酸塩水和物
- 発現事象
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本剤の鎮痛作用を減弱
- 理由・原因
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本剤の中枢におけるセロトニン作用が抑制
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
17.薬剤名等 : ブプレノルフィン
- 発現事象
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本剤の鎮痛作用を減弱、退薬症候
- 理由・原因
-
本剤が作用するμオピオイド受容体の部分アゴニスト
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
18.薬剤名等 : ペンタゾシン等
- 発現事象
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本剤の鎮痛作用を減弱、退薬症候
- 理由・原因
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本剤が作用するμオピオイド受容体の部分アゴニスト
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
トラマール注100の配合変化
1.薬剤名等 : バルビタール系薬剤
- 発現事象
-
同じ注射筒を使用すると沈殿
- 理由・原因
-
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- 投与条件
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- 指示
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禁止