コアベータ静注用12.5mgの効能・効果
コンピューター断層撮影による冠動脈造影の高心拍数時の冠動脈描出能の改善
コアベータ静注用12.5mgの使用制限等
1.心原性ショック、代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、洞不全症候群、徐脈性不整脈、房室ブロック<2度以上>、肺高血圧症による右心不全、うっ血性心不全、未治療の褐色細胞腫、未治療のパラガングリオーマ、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.褐色細胞腫、パラガングリオーマ
- 記載場所
-
用法・用量
- 注意レベル
-
注意
3.心拍数90回/分を超える、心房細動
- 記載場所
-
効能・効果
- 注意レベル
-
注意
4.左室収縮機能障害、気管支痙攣性疾患、コントロール不十分な糖尿病、低血圧症、重篤な血液障害、壊疽、末梢循環障害、レイノー症候群、間歇性跛行、褐色細胞腫、パラガングリオーマ、重篤な腎機能障害、重篤な肝機能障害
- 記載場所
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使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
コアベータ静注用12.5mgの副作用等
1.発疹、蕁麻疹、血圧低下、悪心、鼻閉、くしゃみ、ALT上昇、AST上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、クレアチニン上昇、白血球増加、血小板減少、総蛋白減少、カリウム上昇
- 記載場所
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その他の副作用
- 頻度
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5%未満
2.過度の心拍数減少
- 記載場所
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使用上の注意
- 頻度
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頻度不明
3.心筋収縮力の抑制を増強、過度の血圧低下、アナフィラキシー様反応、過度の徐脈、血圧低下、徐脈、局所反応、皮膚壊死、ショック、心停止、完全房室ブロック、洞停止、高度徐脈、心不全、他の薬剤によるアナフィラキシー反応がより重篤
- 記載場所
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使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
コアベータ静注用12.5mgの相互作用
1.薬剤名等 : 交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤
- 発現事象
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交感神経系の過剰の抑制
- 理由・原因
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レセルピン等のカテコールアミン枯渇剤が投与されている時にβ遮断剤のカテコールアミン遮断作用が加わると交感神経活性が過度に低下
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
2.薬剤名等 : カルシウム拮抗剤
- 発現事象
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相互に作用が増強、うっ血性心不全のおそれ・洞房ブロック・房室ブロックのある患者で重度低血圧、うっ血性心不全のおそれ・洞房ブロック・房室ブロックのある患者で徐脈、うっ血性心不全のおそれ・洞房ブロック・房室ブロックのある患者で心不全
- 理由・原因
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カルシウム拮抗剤とβ遮断剤は共に心収縮力や刺激伝導系の抑制作用、血圧低下作用を有する
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
3.薬剤名等 : ジギタリス製剤
- 発現事象
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房室伝導時間が延長
- 理由・原因
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ジギタリス製剤とβ遮断剤は共に房室伝導時間の延長作用を有するため、これらの薬剤との併用により作用が増強
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
4.薬剤名等 : クラス1抗不整脈剤
- 発現事象
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過度の心機能抑制
- 理由・原因
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クラス1抗不整脈剤及びクラス3抗不整脈剤は刺激伝導系に対する抑制作用を有する
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
5.薬剤名等 : クラス3抗不整脈剤
- 発現事象
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過度の心機能抑制
- 理由・原因
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クラス1抗不整脈剤及びクラス3抗不整脈剤は刺激伝導系に対する抑制作用を有する
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
6.薬剤名等 : クロニジン
- 発現事象
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投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇>を増強
- 理由・原因
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クロニジンを中止すると、血中カテコールアミンが上昇し、血圧上昇をきたすが、β遮断剤を投与すると、カテコールアミンによるα刺激作用が優位になり、血管収縮がさらに増強
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
7.薬剤名等 : コリンエステラーゼ阻害剤
- 発現事象
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本剤の代謝を阻害し作用が増強及び作用時間が延長
- 理由・原因
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本剤はエステラーゼで代謝
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
8.薬剤名等 : 血糖降下剤
- 発現事象
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低血糖症状<頻脈等>をマスク
- 理由・原因
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血糖値が低下するとカテコールアミンが副腎から分泌され、心拍数を増加させるが、心臓のβ1受容体が遮断されていると、心拍数の増加が起きず、頻脈のような低血糖症状がマスク
- 投与条件
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- 指示
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注意
9.薬剤名等 : 交感神経刺激剤
- 発現事象
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血管収縮により血圧上昇
- 理由・原因
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α、β刺激作用を有する薬剤の場合には、本剤により交感神経刺激剤のβ刺激作用が抑制され、α刺激作用が優位
- 投与条件
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- 指示
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注意