トリクロルメチアジド錠2mg「JG」の効能・効果
悪性高血圧、月経前緊張症、腎性高血圧症、本態性高血圧症、うっ血性心不全、高血圧症、肝性浮腫、心性浮腫、腎性浮腫
トリクロルメチアジド錠2mg「JG」の使用制限等
1.無尿、急性腎不全、体液中のカリウム減少、体液中のナトリウム減少、類薬で過敏症の既往歴、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.心疾患のある高齢者
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
3.重篤な脳動脈硬化症、重篤な冠動脈硬化症、痛風の家族歴、糖尿病の家族歴、痛風、糖尿病、嘔吐、下痢、高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症、減塩療法時、交感神経切除後、重篤な腎障害、進行した肝硬変症、肝機能障害、肝疾患
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
トリクロルメチアジド錠2mg「JG」の副作用等
1.倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害、低ナトリウム血症、脱力感、不整脈、低カリウム血症、間質性肺炎
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.再生不良性貧血
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
0.1%未満
3.過敏症、発疹、顔面潮紅、光線過敏症、代謝異常、電解質失調、低クロール性アルカローシス、血中カルシウム上昇、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
4.食欲不振、悪心、嘔吐、口渇、腹部不快感、便秘、眩暈、頭痛、倦怠感、動悸
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
5.白血球減少、血小板減少、紫斑、肝炎、胃痛、膵炎、下痢、唾液腺炎、知覚異常、視力異常、霧視、黄視症、鼻閉、全身性紅斑性狼瘡悪化、筋痙攣
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
0.1%未満
6.電解質失調
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
7.電解質失調、脱水、血栓塞栓症、低ナトリウム血症、肝性昏睡、高ビリルビン血症、血小板減少、血漿量減少、血液濃縮、子宮血流量減少、胎盤血流量減少、低血圧、立ちくらみ、めまい、失神、脳梗塞、低カリウム血症
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
トリクロルメチアジド錠2mg「JG」の相互作用
1.薬剤名等 : デスモプレシン酢酸塩水和物
- 発現事象
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低ナトリウム血症
- 理由・原因
-
いずれも低ナトリウム血症が発現
- 投与条件
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-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : バルビツール酸誘導体
- 発現事象
-
起立性低血圧を増強
- 理由・原因
-
これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : アヘンアルカロイド系麻薬
- 発現事象
-
起立性低血圧を増強
- 理由・原因
-
これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : アルコール
- 発現事象
-
起立性低血圧を増強
- 理由・原因
-
これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : 昇圧アミン
- 発現事象
-
作用を減弱
- 理由・原因
-
血管壁の反応性の低下、交感神経終末からの生理的ノルアドレナリンの放出抑制
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : ツボクラリン及びその類似作用物質
- 発現事象
-
麻痺作用を増強
- 理由・原因
-
利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : 降圧剤
- 発現事象
-
降圧作用を増強
- 理由・原因
-
作用機序が異なる降圧剤との併用により、降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : ジギタリス剤
- 発現事象
-
心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
- 理由・原因
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チアジド系利尿剤による血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na+-K+ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 糖質副腎皮質ホルモン剤
- 発現事象
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低カリウム血症
- 理由・原因
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共にカリウム排泄作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : ACTH
- 発現事象
-
低カリウム血症
- 理由・原因
-
共にカリウム排泄作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : グリチルリチン製剤
- 発現事象
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血清カリウム値の低下
- 理由・原因
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これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : 甘草含有製剤
- 発現事象
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血清カリウム値の低下
- 理由・原因
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これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : 糖尿病用剤
- 発現事象
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作用を著しく減弱
- 理由・原因
-
チアジド系利尿剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下
- 投与条件
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- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : リチウム
- 発現事象
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中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強
- 理由・原因
-
チアジド系利尿剤は遠位尿細管でナトリウムの再吸収を抑制するが、長期投与では近位尿細管で代償的にナトリウム、リチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : コレスチラミン
- 発現事象
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利尿降圧作用が減弱
- 理由・原因
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コレスチラミンの吸着作用により、利尿剤の吸収が阻害
- 投与条件
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- 指示
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注意
16.薬剤名等 : 非ステロイド系消炎鎮痛剤
- 発現事象
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利尿降圧作用が減弱
- 理由・原因
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非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用による腎内プロスタグランジンの減少が、水・ナトリウムの体内貯留を引き起こし、利尿剤の作用と拮抗
- 投与条件
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- 指示
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注意