トランデート錠100mgの効能・効果
本態性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症
トランデート錠100mgの使用制限等
1.代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、著しい洞性徐脈、洞房ブロック、高度徐脈、房室ブロック<2・3度>、肺高血圧による右心不全、心原性ショック、うっ血性心不全、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、気管支痙攣又はその恐れ・疑い、気管支喘息又はその恐れ・疑い
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.褐色細胞腫の手術時に使用する場合を除き手術前24時間
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
希望禁止
3.うっ血性心不全又はその恐れ・疑い
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
4.狭心症、房室ブロック<1度>、末梢循環障害、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態、低血糖症、甲状腺中毒症、重篤な腎障害、肝機能障害、重篤なアナフィラキシーの既往歴
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
トランデート錠100mgの副作用等
1.肝壊死、重篤な肝障害、黄疸
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.うっ血性心不全、SLE様症状、筋肉痛、関節痛、抗核抗体陽性、乾癬、ミオパシー
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
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頻度不明
3.過敏症、発疹、発熱、血管浮腫、苔癬様皮疹、しびれ感、振戦、抑うつ、胸痛、房室ブロック、末梢循環障害、レイノー症状悪化、冷感、喘息様症状、気管支痙攣、腹痛、消化不良、口渇、尿閉、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、BUN上昇、霧視、涙液分泌減少、頭皮異常感、浮腫、筋肉痛、CK上昇、疲労感、発汗、悪寒、陰萎、勃起不全、性欲減退、射精不能
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
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頻度不明
4.そう痒、呼吸困難、頭痛、不眠、眠気、めまい、たちくらみ、徐脈、悪心、嘔吐、胃痛、便秘、倦怠感、鼻閉
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
5.心収縮力の抑制を増強、徐脈、低血圧、症状が悪化、心筋梗塞、血圧低下、脳梗塞、過度の起立性低血圧、重度心血管系作用、乏尿性腎不全、心不全、気管支痙攣、アナフィラキシー反応がより重篤、術中虹彩緊張低下症候群、IFIS
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
トランデート錠100mgの相互作用
1.薬剤名等 : シメチジン
- 発現事象
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本剤の血中濃度が上昇
- 理由・原因
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シメチジンが本剤の肝での代謝を抑制し、本剤のクリアランスが減少
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
2.薬剤名等 : 交感神経系に抑制的に作用する他の薬剤
- 発現事象
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過剰の交感神経抑制
- 理由・原因
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相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : 血糖降下剤
- 発現事象
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血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
- 理由・原因
-
低血糖に伴う交感神経系の症状をマスク、β遮断作用により低血糖の回復を遅らせる
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : 麻酔剤
- 発現事象
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過剰の交感神経抑制
- 理由・原因
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相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : カルシウム拮抗剤
- 発現事象
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徐脈・房室ブロック等の伝導障害、うっ血性心不全
- 理由・原因
-
相加的に作用(陰性変力作用、心刺激伝導抑制作用、降圧作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : 抗不整脈剤
- 発現事象
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過度の心機能抑制
- 理由・原因
-
相加的に作用(心機能抑制作用)を増強
- 投与条件
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-
- 指示
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注意
7.薬剤名等 : 三環系抗うつ剤
- 発現事象
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振戦
- 理由・原因
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イミプラミンの水酸化が阻害され、イミプラミンのAUCが増加
- 投与条件
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- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : ジギタリス製剤
- 発現事象
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心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
- 理由・原因
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相加的に作用(心刺激伝導抑制作用)を増強
- 投与条件
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- 指示
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注意
9.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症剤
- 発現事象
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本剤の降圧作用が減弱
- 理由・原因
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非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害
- 投与条件
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- 指示
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注意
10.薬剤名等 : 交感神経刺激剤
- 発現事象
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徐脈、高血圧症
- 理由・原因
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本剤のβ遮断作用により交感神経刺激剤のα刺激作用が優位となる
- 投与条件
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- 指示
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注意