ケルロング錠5mgの効能・効果
本態性高血圧症<軽症~中等症>、腎実質性高血圧症、狭心症
ケルロング錠5mgの使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、著しい洞性徐脈、洞房ブロック、高度徐脈、房室ブロック<2・3度>、心原性ショック、肺高血圧による右心不全、うっ血性心不全、未治療の褐色細胞腫、未治療のパラガングリオーマ
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.手術前48時間
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
希望禁止
3.うっ血性心不全又はその恐れ・疑い
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
4.褐色細胞腫、パラガングリオーマ
- 記載場所
-
用法・用量
- 注意レベル
-
注意
5.気管支痙攣又はその恐れ・疑い、気管支喘息又はその恐れ・疑い、甲状腺中毒症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態、特発性低血糖症、間欠性跛行症、末梢循環障害、レイノー症候群、徐脈、房室ブロック<1度>、褐色細胞腫、パラガングリオーマ、重篤な腎機能障害、重篤な肝機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
ケルロング錠5mgの副作用等
1.完全房室ブロック、心胸比増大、心不全
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.レイノー現象、洞停止、低血圧、心電図異常、房室ブロック、涙液分泌減少、霧視、霧視感、過敏症、発疹、うつ状態、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、喘息症状、BUN上昇、尿酸値上昇、中性脂肪上昇、コレステロール上昇、高血糖、CK上昇、HDL-コレステロール低下、脱力感、インポテンス
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
3.徐脈、ふらふら感、頭痛、めまい、ぼんやり、眠気、不眠、下痢、口渇、悪心、胃部不快感、呼吸困難、倦怠感、疲労感、しびれ感
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
4.動悸、胸痛、目のちらつき、蕁麻疹、そう痒、幻覚、悪夢、蟻走感、胃痛、嘔吐、耳鳴、熱感、発汗、浮腫
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
0.1%未満
5.心収縮力の抑制を増強、徐脈、低血圧、症状が悪化、心筋梗塞、胚死亡増加、胎仔死亡増加、心不全、気管支痙攣、房室ブロック、低血糖、急性心不全、房室ブロック<2度>、房室ブロック<3度>
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
ケルロング錠5mgの相互作用
1.薬剤名等 : 交感神経抑制剤
- 発現事象
-
過剰の交感神経抑制
- 理由・原因
-
相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
2.薬剤名等 : 血糖降下剤
- 発現事象
-
血糖降下作用を増強、低血糖状態<頻脈・発汗等>をマスク
- 理由・原因
-
低血糖に伴う交感神経系の症状をマスク、β遮断作用により低血糖の回復を遅らせる
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : カルシウム拮抗剤
- 発現事象
-
徐脈・房室ブロック等の伝導障害、うっ血性心不全
- 理由・原因
-
相加的に作用(陰性変力作用、心刺激伝導抑制作用、降圧作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : クロニジン
- 発現事象
-
投与中止後のリバウンド現象を増強
- 理由・原因
-
クロニジンはα2受容体に選択的に作用し、ノルアドレナリンの遊離を抑制しているため、急激な中止によって、血中カテコールアミンの上昇が起こる、β遮断剤を併用すると、上昇したカテコールアミンの作用のうち、β受容体刺激作用が遮断され、α受容体刺激作用だけが残り、急激な血圧上昇が起こる
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : クラス1抗不整脈剤
- 発現事象
-
過度の心機能抑制
- 理由・原因
-
相加的に作用(心機能抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : アミオダロン塩酸塩
- 発現事象
-
過度の心機能抑制
- 理由・原因
-
相加的に作用(心機能抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : 麻酔剤
- 発現事象
-
過剰の交感神経抑制
- 理由・原因
-
相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : ジギタリス製剤
- 発現事象
-
心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
- 理由・原因
-
相加的に作用(心刺激伝導抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症剤
- 発現事象
-
本剤の降圧作用が減弱
- 理由・原因
-
非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害し、血圧を上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : 降圧作用を有する他の薬剤
- 発現事象
-
降圧作用を増強
- 理由・原因
-
相加的に降圧作用を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : レミフェンタニル塩酸塩
- 発現事象
-
徐脈・血圧低下等の作用が増強
- 理由・原因
-
作用(心機能抑制作用)を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : フィンゴリモド塩酸塩
- 発現事象
-
重度の徐脈、心ブロック
- 理由・原因
-
共に徐脈や心ブロックを引き起こす
- 投与条件
-
フィンゴリモド塩酸塩の投与開始時
- 指示
-
注意