ノクサフィル点滴静注300mgの効能・効果
(血液悪性腫瘍、造血幹細胞移植) の深在性真菌症の予防、 (ムーコル症、フサリウム症、侵襲性アスペルギルス症、クロモブラストミコーシス、コクシジオイデス症、菌腫) の治療
ノクサフィル点滴静注300mgの使用制限等
1.ピモジド投与中、キニジン投与中、トリアゾラム投与中、シンバスタチン投与中、アゼルニジピン投与中、ジヒドロエルゴタミン投与中、ブロナンセリン投与中、エルゴメトリン投与中、メチルエルゴメトリン投与中、リバーロキサバン投与中、スボレキサント投与中、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中、アトルバスタチン投与中、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン投与中、ルラシドン塩酸塩投与中、ベネトクラクス<再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫の用量漸増期>投与中、ベネトクラクス<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病の用量漸増期>投与中、フィネレノン投与中、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.中等度以上の腎機能障害、eGFR<50mL/min/1.73㎡、重度腎機能障害、eGFR<20mL/min/1.73㎡
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
相対禁止
3.類薬で薬物過敏症の既往歴、重篤な基礎疾患
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
ノクサフィル点滴静注300mgの副作用等
1.肝機能障害、胆汁うっ滞性肝炎、肝不全、肝炎、溶血性尿毒症症候群、HUS、血栓性血小板減少性紫斑病、TTP、心室頻拍、Torsade de pointes、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、脳血管発作、白血球減少症
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.重度肝機能異常、胆汁うっ滞、肝毒性、黄疸、QT延長、副腎機能不全、低カリウム血症、急性腎障害、腎不全、汎血球減少症
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
3.悪心、下痢、ALT増加
- 記載場所
-
その他の副作用
4.好酸球増加症、リンパ節症、凝血異常、出血、心電図異常、動悸、聴力障害、血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン減少、偽アルドステロン症、暗点、膵炎、口腔浮腫、胃腸出血、イレウス、疼痛、舌浮腫、顔面浮腫、肝圧痛、固定姿勢保持困難、過敏症、電解質失調、食欲不振、高血糖、錯感覚、ニューロパチー、感覚鈍麻、振戦、末梢性ニューロパチー、失神、精神病性障害、うつ病、腎尿細管性アシドーシス、間質性腎炎、月経障害、乳房痛、肺高血圧症、脱毛症、小水疱性皮疹
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
5.貧血、発熱性好中球減少症、好中球減少症、脾臓梗塞、血小板減少症、骨髄機能不全、心房粗動、徐脈、洞性徐脈、上室性期外収縮、頻脈、複視、羞明、霧視、視力低下、脈絡膜硬化症、光視症、腹部不快感、腹部膨満、腹痛、肛門直腸不快感、便秘、口内乾燥、消化不良、小腸炎、心窩部不快感、おくび、軟便、鼓腸、胃炎、胃食道逆流性疾患、口唇乾燥、口腔腫脹、口腔内潰瘍、口腔障害、口腔知覚不全、レッチング、口内炎、嘔吐、腹部圧痛、腹水、胃腸障害、無力症、胸部不快感、胸痛、悪寒、疲労、びくびく感、注入部位疼痛、注入部位静脈炎、注入部位血栓、倦怠感、粘膜炎症、浮腫、末梢性浮腫、末梢腫脹、発熱、口渇、歩行障害、肝機能異常、高ビリルビン血症、黄疸眼、移植片対宿主病、アスペルギルス感染、細菌感染、蜂巣炎、毛包炎、歯肉膿瘍、喉頭炎、咽頭炎、肺炎、肺真菌症、コリネバクテリウム感染、単純ヘルペス、皮膚擦過傷、AST増加、血中Al-P増加、血中ビリルビン増加、血中クレアチニン増加、血中LDH増加、血中マグネシウム減少、血中リン減少、血中カリウム減少、CRP増加、胸部X線異常、心電図QT間隔異常、心電図ST部分上昇、心電図異常T波、心電図T波逆転、γ-GTP増加、肝酵素上昇、肝機能検査異常、肝機能検査値上昇、血小板数減少、QRS軸異常、トランスアミナーゼ上昇、体重減少、白血球数減少、血圧上昇、ヘモグロビン減少、後骨髄球数増加、血小板数増加、食欲減退、水分過負荷、低カルシウム血症、低血糖、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、低リン酸血症、マグネシウム欠乏、高カリウム血症、食欲亢進、関節痛、関節炎、四肢腫瘤、筋骨格痛、頚部痛、四肢痛、背部痛、骨髄異形成症候群、失語症、浮動性めまい、味覚不全、頭痛、灼熱感、認知障害、意識レベル低下、脳症、痙攣発作、傾眠、味覚障害、異常な夢、錯乱状態、不眠症、睡眠障害、幻覚、幻視、悪夢、慢性腎臓病、緊張性膀胱、腎機能障害、骨盤液貯留、咳嗽、鼻出血、しゃっくり、鼻閉、口腔咽頭痛、胸水、胸膜痛、湿性咳嗽、呼吸不全、頻呼吸、鼻粘膜障害、皮膚炎、ざ瘡様皮膚炎、全身性剥脱性皮膚炎、皮膚乾燥、紅斑、点状出血、皮膚そう痒症、発疹、斑状皮疹、斑状丘疹状皮疹、麻疹様発疹、そう痒性皮疹、皮膚病変、中毒性皮疹、じん麻疹、寝汗、高血圧、低血圧、起立性低血圧、血栓性静脈炎、血管炎
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
6.注入部位反応、血栓性静脈炎
- 記載場所
-
使用上の注意
7.肝機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
8.QT延長、心室頻拍、Torsade de pointes
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
9.血清クレアチニン値上昇
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
10.重度肝機能障害、致死的転帰、分娩障害、出生仔数減少、生存率低下、催奇形性、吸収胚増加、胎仔数減少、側脳室拡張、副腎皮質腺腫、副腎癌、褐色細胞腫、副腎皮質腫瘍
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
11.血栓性静脈炎
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
5%未満
ノクサフィル点滴静注300mgの相互作用
1.薬剤名等 : エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン
- 発現事象
-
麦角中毒
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : ジヒドロエルゴタミン
- 発現事象
-
麦角中毒
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
3.薬剤名等 : メチルエルゴメトリン
- 発現事象
-
麦角中毒
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
4.薬剤名等 : エルゴメトリン
- 発現事象
-
麦角中毒
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
5.薬剤名等 : シンバスタチン
- 発現事象
-
横紋筋融解症
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
6.薬剤名等 : アトルバスタチン
- 発現事象
-
横紋筋融解症
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
7.薬剤名等 : ピモジド
- 発現事象
-
QT延長、心血管系の重篤な副作用、心室頻拍<Torsade de pointesを含む>
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
8.薬剤名等 : キニジン
- 発現事象
-
QT延長、心血管系の重篤な副作用、心室頻拍<Torsade de pointesを含む>
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
9.薬剤名等 : ベネトクラクス
- 発現事象
-
腫瘍崩壊症候群の発現を増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期
- 指示
-
禁止
10.薬剤名等 : スボレキサント
- 発現事象
-
作用を著しく増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
11.薬剤名等 : フィネレノン
- 発現事象
-
作用を増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
12.薬剤名等 : アゼルニジピン
- 発現事象
-
アゼルニジピンの作用を増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
13.薬剤名等 : オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン
- 発現事象
-
アゼルニジピンの作用を増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
14.薬剤名等 : ルラシドン塩酸塩
- 発現事象
-
作用を増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
15.薬剤名等 : ブロナンセリン
- 発現事象
-
作用を増強
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
16.薬剤名等 : トリアゾラム
- 発現事象
-
作用の増強、作用時間の延長
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
17.薬剤名等 : リバーロキサバン
- 発現事象
-
抗凝固作用を増強させ出血の危険性を増大
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、またP-gpも阻害される可能性があるため、リバーロキサバンの血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
18.薬剤名等 : ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤
- 発現事象
-
麻痺性イレウス、痙攣発作、重篤な副作用、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、末梢性ニューロパチー、神経毒性
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
原則禁止
19.薬剤名等 : リファブチン
- 発現事象
-
リファブチンの血漿中濃度上昇に伴う副作用<ぶどう膜炎等>、真菌症の発症
- 理由・原因
-
ポサコナゾールのクリアランスが亢進し、ポサコナゾールの血漿中濃度が低下する(ポサコナゾールが基質となるUGT1A4及び/又はP-gpに対するリファブチンの誘導作用が関与している可能性がある)、CYP3A4が阻害され、リファブチンの血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
相対禁止
20.薬剤名等 : フェニトイン
- 発現事象
-
真菌症の発症
- 理由・原因
-
ポサコナゾールのクリアランスが亢進し、ポサコナゾールの血漿中濃度が低下する(ポサコナゾールが基質となるUGT1A4及び/又はP-gpに対するフェニトインの誘導作用が関与している可能性がある)
- 投与条件
-
-
- 指示
-
相対禁止
21.薬剤名等 : CYP3A4によって代謝されるベンゾジアゼピン系薬剤
- 発現事象
-
鎮静の延長、呼吸抑制
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
相対禁止
22.薬剤名等 : エファビレンツ
- 発現事象
-
真菌症の発症
- 理由・原因
-
ポサコナゾールのクリアランスが亢進し、ポサコナゾールの血漿中濃度が低下する(ポサコナゾールが基質となるUGT1A4及び/又はP-gpに対するこれらの薬剤の誘導作用が関与している可能性がある)
- 投与条件
-
-
- 指示
-
相対禁止
23.薬剤名等 : ホスアンプレナビル
- 発現事象
-
真菌症の発症
- 理由・原因
-
ポサコナゾールのクリアランスが亢進し、ポサコナゾールの血漿中濃度が低下する(ポサコナゾールが基質となるUGT1A4及び/又はP-gpに対するこれらの薬剤の誘導作用が関与している可能性がある)
- 投与条件
-
-
- 指示
-
相対禁止
24.薬剤名等 : ベネトクラクス
- 発現事象
-
副作用発現
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病
- 指示
-
注意
25.薬剤名等 : シクロスポリン
- 発現事象
-
副作用発現
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
26.薬剤名等 : タクロリムス
- 発現事象
-
副作用発現
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
27.薬剤名等 : シロリムス
- 発現事象
-
副作用発現
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
28.薬剤名等 : CYP3A4によって代謝されるカルシウム拮抗剤
- 発現事象
-
副作用発現
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
29.薬剤名等 : CYP3A4によって代謝される抗HIV剤
- 発現事象
-
副作用発現
- 理由・原因
-
CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
30.薬剤名等 : ジゴキシン
- 発現事象
-
-
- 理由・原因
-
ジゴキシンの血漿中濃度が上昇するおそれがある(ポサコナゾールによるP-gpの阻害作用が関与している可能性がある)
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
31.薬剤名等 : ワルファリン
- 発現事象
-
作用が増強し著しいINR上昇
- 理由・原因
-
アゾール系抗真菌剤でINR上昇が報告
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
ノクサフィル点滴静注300mgの配合変化
1.薬剤名等 : 乳酸リンゲル液
- 発現事象
-
配合変化
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : 5%ブドウ糖加乳酸リンゲル液
- 発現事象
-
配合変化
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
3.薬剤名等 : 4.2%炭酸水素ナトリウム注射液
- 発現事象
-
配合変化
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
4.薬剤名等 : 他の薬剤
- 発現事象
-
-
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
原則禁止