ヒドロクロロチアジド錠12.5mg「トーワ」の効能・効果
悪性高血圧、月経前緊張症、腎性高血圧症、本態性高血圧症、うっ血性心不全、高血圧症、肝性浮腫、心性浮腫、腎性浮腫、薬剤浮腫
ヒドロクロロチアジド錠12.5mg「トーワ」の使用制限等
1.無尿、急性腎不全、体液中のカリウム減少、体液中のナトリウム減少、類薬で過敏症の既往歴、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.重篤な脳動脈硬化症、重篤な冠動脈硬化症、痛風の家族歴、糖尿病の家族歴、痛風、糖尿病、嘔吐、下痢、高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症、減塩療法時、交感神経切除後、重篤な腎障害、進行した肝硬変症、肝機能障害、肝疾患
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
ヒドロクロロチアジド錠12.5mg「トーワ」の副作用等
1.再生不良性貧血、溶血性貧血、壊死性血管炎、間質性肺炎、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群、全身性紅斑性狼瘡悪化、アナフィラキシー、倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害、低ナトリウム血症、脱力感、不整脈、低カリウム血症、急性近視、霧視、視力低下、閉塞隅角緑内障
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.過敏症、呼吸困難、発疹、じん麻疹、顔面潮紅、光線過敏症、白血球減少、血小板減少、紫斑、黄疸、代謝異常、低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血清カルシウム上昇、電解質失調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症、腹部仙痛、膵炎、唾液腺炎、便秘、知覚異常、視力異常、霧視、黄視症、不整脈、皮膚エリテマトーデス、インポテンス、高カルシウム血症、副甲状腺障害、筋痙攣
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
3.食欲不振、悪心、嘔吐、腹部不快感、下痢、口渇、眩暈、頭痛、起立性低血圧、倦怠感、鼻閉
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
4.電解質失調
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
5.重篤な血液障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
6.電解質失調、脱水、血栓塞栓症、低ナトリウム血症、肝性昏睡、高ビリルビン血症、血小板減少症、血漿量減少、血液濃縮、子宮血流量減少、胎盤血流量減少、低血圧、立ちくらみ、めまい、失神、脳梗塞、低カリウム血症、基底細胞癌、有棘細胞癌
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
ヒドロクロロチアジド錠12.5mg「トーワ」の相互作用
1.薬剤名等 : デスモプレシン酢酸塩水和物
- 発現事象
-
低ナトリウム血症
- 理由・原因
-
いずれも低ナトリウム血症が発現
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : バルビツール酸誘導体
- 発現事象
-
起立性低血圧が増強
- 理由・原因
-
これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : あへんアルカロイド系麻薬
- 発現事象
-
起立性低血圧が増強
- 理由・原因
-
あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : アルコール
- 発現事象
-
起立性低血圧が増強
- 理由・原因
-
血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : 昇圧アミン
- 発現事象
-
作用を減弱
- 理由・原因
-
チアジド系利尿剤は昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : ツボクラリン及びその類似作用物質
- 発現事象
-
麻痺作用を増強
- 理由・原因
-
本剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : 降圧作用を有する他の薬剤
- 発現事象
-
降圧作用を増強
- 理由・原因
-
作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : ジギタリス剤
- 発現事象
-
心臓に対する作用を増強し不整脈
- 理由・原因
-
本剤による血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる(マグネシウム低下も同様の作用を示す)
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 乳酸ナトリウム
- 発現事象
-
チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス・低カリウム血症を増強
- 理由・原因
-
本剤によるカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがあり、アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態をさらに増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : 炭酸リチウム
- 発現事象
-
振戦・消化器愁訴等リチウム中毒を増強
- 理由・原因
-
本剤は腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : 糖質副腎皮質ホルモン剤
- 発現事象
-
低カリウム血症
- 理由・原因
-
両薬剤ともカリウム排泄作用を持つ
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : ACTH
- 発現事象
-
低カリウム血症
- 理由・原因
-
両薬剤ともカリウム排泄作用を持つ
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : グリチルリチン製剤
- 発現事象
-
血清カリウム値の低下
- 理由・原因
-
グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあるため、両剤の併用により低カリウム血症を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : 糖尿病用剤
- 発現事象
-
作用を著しく減弱
- 理由・原因
-
本剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : コレスチラミン
- 発現事象
-
チアジド系薬剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
コレスチラミンの吸着作用によりチアジド系薬剤の吸収が阻害
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : 非ステロイド性消炎鎮痛剤
- 発現事象
-
チアジド系薬剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用により、腎内プロスタグランジンが減少し、水・ナトリウムの体内貯留が生じて本剤の作用と拮抗
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
17.薬剤名等 : スルフィンピラゾン
- 発現事象
-
尿酸排泄作用に拮抗
- 理由・原因
-
チアジド系利尿剤は、腎での尿酸分泌の阻害、尿酸再吸収の増大作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意